「在来重量鉄骨 ラーメン工法」と「Pin工法 ヴィマーレ」の違いは、一口に言うと、柱の数の違いと、ラーメン工法にはない
ブレース(筋交い)を使用することです。

ラーメン工法の鉄骨写真を見ると、柱は3間(5.4m)~3.5間(6.3m)に1本、建てられます。

Pin工法ヴィマーレの柱は、1間(1.8m)に1本建てられています。ラーメン工法と比べると Pin工法ヴィマーレの柱の数が格段に多いのが判ります。

ブレースは、地震力や風圧力などの水平荷重による軸組の変形を防ぐために、柱と柱の間に対角方向に入れる部材で、建物全体を強固にするためのものです。

Pin工法は、柱と柱を鉄製筋交いで接合しますので、ブレースのないラーメン工法に比べて、特段に横揺れが少ないのが長所です。

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この建物の間口は10メートル80センチ(6間)ですので、当然梁の長さも10メートル80センチになります。 この建物は2階が事務所なので、建築基準法はこの梁が1平方メートル(1m×1m)当たり300キログラムの荷重に耐えられることを要求しています。構造計算の結果、H-446×199×8×12の重量鉄骨を使用しました。 走行クレーンの写真です。拡大してご覧下さい。
Pin工法 ヴィマーレは、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

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ラーメン工法

当社は、Pin工法ヴィマーレとラーメン工法と必要に応じて併用しています。

例えば、下記の様な正面が全面ガラス張りの建物の場合は、正面のみラーメン工法で施工します。

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ラーメン工法

下記のコンビニなどの店舗の場合、正面は多くのウィンドウを必要とします。
その場合もその部分にのみラーメン工法を併用します。

当社はPin工法とラーメン工法のそれぞれの良いところを取りいれ、理想の建物を建築するよう研鑽しています。

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経済性

ヴィマーレの特徴で説明しました通り、Pin工法ヴィマーレの柱の数は、ラーメン工法の柱の数の3.5倍以上になります。
すなわち、 構造力学から言って、1本の柱に掛かる荷重は1/3.5ということになります。

この工法で当社は、柱にかかる荷重を分散する事により、柱を細かくすること成功しました。
Pin工法ヴィマーレの外部に面する柱は、原則として、□-100×100×3.2㎜~6㎜を使用しています。

しかし、 Pin工法ヴィマーレは、ラーメン工法に比べ、柱の数は増えましたが、全体としての鉄骨の重量は少なくなりますので、 建築費が結果として約2割軽減されました。(当社施工比)

特筆すべきことは、柱にかかる荷重が分散されるということは、基礎にかかる荷重も分散されるということで、構造計算の結果、ラーメン工法の基礎すなわち、独立基礎とそれをつなぐ地中梁(写真A)が、布基礎(写真B)で施工出来るようになったのです。
その結果、ラーメン工法の基礎に比べ、3割~5割安く施工出来るようになりました。(当社施工比)

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長所

従来のラーメン工法の場合、柱は最低、□-200㎜×200㎜を使用します。
その場合室内壁に柱型が突き出してしまい、家具や棚の配置に悩むことが起きました。

そこで、室内壁をフラットにし構造強度を保つ商品をとのプロジェクト で考案したのが、Pin工法ヴィマーレです。
下記、平面図をクリックし拡大して確認して下さい。
誠に使い勝手が良いことを判って頂けると思います。住宅、店舗、ハイツに取って理想の建物です。

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安全性

建築基準法第6条は「建築主は、建築物を建築しようとする場合は、当該工事に着手する前に、その計画が建築基準法令 の規定に適合するものであることについて、確認の申請書を提出して建築主事の確認を受け、確認済書の交付を受けなければならない」としています。

建築基準法は阪神大震災や伊勢湾台風においても、建物の構造耐力上の安全性を満たすよう構造計算をすることを求めています。
まず、書類検査で上記の厳しい検査基準に合格して初めて、建築申請の確認を受けることが出来ます。
さらに、施工段階において、上記構造計算に適合しているか否かにつき厳しい検査があります。

住宅を例にとって説明しますと、次の通りとなります。

  • 1. 基礎における鉄筋の配筋工事が終わった時点で行なわれる、鉄筋検査。
  • 2. 建物の上棟後、2階の床、3階建ての場合は、2階・3階の床が出来た時点における、鉄骨検査
  • 3. 建物が完成した時点で行なわれる、完了検査。

上記の全ての検査を合格して初めて確認済書の交付受けることが出来ます。

当社は全てのお客様に上記確認済書をお渡ししています。

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